紹介予定派遣と派遣の違いとは

介護職は様々な働き方を選べますが、中でも紹介予定派遣が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そもそも、一般的によく聞く派遣と、紹介予定派遣とはどのような違いがあるのでしょう。

2者の大きな違いは、正社員雇用を前提としているか否かという点です。
通常の派遣は、人員不足や高いスキルを持っている人材をポイントで業務にあたってもらいたいときに利用する、いわば短期間ポイント採用がメインになるのですが、紹介予定派遣は、正社員で雇用することを前提とした採用であるため、労働者と雇用者の認識のすり合わせのような面が強いのです。

雇用者側のメリットとすれば、正社員として働いてもらう前に、労働者側の働くイメージにあっているかを判断してもらうとともに、正社員として迎え入れるに適した人材かを見極めることができます。

また、労働者側のメリットとしては、自分が想像している働き方が実際にできるのかどうか、どのような人たちと一緒に働くことになり、どのような入居者、ご利用者がいるのかを働きながら確認できるという点が挙げられます。
また、自分の想定していた働き方と異なる場合は、正社員としての就業を断ることもできるというメリットもあります。
ここで挙げたもの以外にも紹介予定派遣にはメリットが複数あるので、興味があるなら調べてみると良いでしょう。

しかし、このようなメリットがある紹介予定派遣ですが、デメリットもあります。
見極められるということは、裏を返せば雇用者側が正社員として迎え入れるに適していない人材であると判断した際には、派遣期間を持って契約満了となってしまいます。
そのため働きたい施設であるのならば、自身を雇いたいと思ってもらえるような振る舞いが重要です。